氷の涯 氷の涯

氷の‪涯‬

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Beschreibung des Verlags

大正9年、日本軍がシベリア出兵中のハルビンで、日本軍司令部から十五万円という高額な公金がなくなる事件が起こった。日本軍の陸軍歩兵一等卒・上村作次郎が、誰かに宛てた手記の形で、自分の身にふりかかった事件の真相を明かす。

陸軍歩兵一等卒・上村作次郎がハルビン駐在の日本軍司令部に当番卒として勤務中、十五万円の公金がなくなる事件が起こった。毎日退屈していた僕は、事件捜査のお使い仕事をきっかけに、心機一転、探偵趣味に走る。人の思惑が渦巻く中、やがて事件に巻き込まれた。かけられた嫌疑は、売国、背任、横領、虚偽の訴え、誘拐、放火、殺人など。日本軍・白軍・赤軍の三方から疑われ、八方塞がりに追いつめられた―。僕がシベリアの氷の涯に生涯を葬るに至った、事件の真相とは。

GENRE
Belletristik
ERZÄHLER:IN
斉範
斉藤 範子
SPRACHE
JA
Japanisch
DAUER
05:15
Std. Min.
ERSCHIENEN
2022
22. Juli
VERLAG
パンローリング株式会社
PRÄSENTIERT VON
Audible.de
GRÖSSE
266,8
 MB