吉田絃二郎作品選「島の秋」「筑紫の秋」他11編
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Publisher Description
「島の秋」は吉田の代表的名作で、島の鉱山の親方夫婦とその弟子の清作との気持ちの交流を描く。「筑紫の秋」は「筑紫の秋よ、お前を想う時、私の胸は疼く」と故郷への郷愁が強く滲む随筆。「水と草と白い道」「太陽は地に」「八月の星座」も故郷や両親らとの交歓を描く。「夏の山々」「時雨の夜」「仏法僧 駒鳥 雷鳥」は、山を愛した著者が、上高地、霧島連山を歩いた際の静謐な感動を描く。「逍遙先生を思う」は早稲田の学生時代の、「誰にも話さなかった話」は兵営時代の思い出を描く。「蕗の薹」は本阿弥光悦の、「イワンの馬鹿の人々」は無欲の和尚・禅僧らの、「ナザレの貧児」はキリストの、それぞれの人物についての思いを記した随想。