【朗読音声付】50分でわかる じゃじゃ馬馴ら‪し‬

●プロのナレーターによる朗読音声付書籍


読み聞かせでもなく、サウンドドラマでもない。プロのナレーターならではの圧倒的な表現力と、必要最小限の演出。


本作はラム姉弟『シェイクスピア物語』をもとに、シェイクスピアの原典にある詩を加え、再編集。必要な箇所を抑えた編集で、シェイクスピアの世界を楽しみながら手軽に知ることができるダイジェスト版朗読付き電子書籍です。


(あらすじ)


じゃじゃ馬カタリーナ。

パデュアの金持ちの旦那バプティスタの総領娘は、手の付けられぬ暴れん坊、癇癪持ちのやかまし屋。

誰もが「じゃじゃ馬カタリーナ」そう呼んで憚らない。

もちろん、敢えて嫁にもらおうなどという物好きな殿方など滅多どころか、どこにもいなかった。


そこへ現れたのが、ペトルーキオという名の青年。

パデュアへ嫁探しに来たこの男は、これらカタリーナの数々の癇癪の噂を聞くもまるで動じず、娘の金持ちで見目麗しいことを知るや、この悪名高きじゃじゃ馬を娶り、 しおらしく聞き分けの良い妻に飼い馴らしてやろう、そう心に決める。


なるほど、この男、その気性の激しきことカタリーナに劣らず、才気に溢れ、お気楽なお調子者、 その上聡く、分きまえた男。


故に、気分の落ち着いた時でも、心得たとばかりに、さも昂ぶり気の立ったような素振りができ、己の怒った振りを笑い飛ばせる程。


ペトルーキオが知恵をしぼり考えた、カタリーナの気持ちの爆発を、自分から抑えさせるただ一つの手立てとは?