略解千字文(2種‪)‬

略解千字文(2種)
【判型】半紙本1冊。収録順に縦227・226粍。
【作者】石川雅望(蛾術斎・六樹園)注・序。
【年代等】寛政3年3月自序。寛政6年6月初刊([江戸]蔦屋重三郎原板)。江戸後期再刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「往来物」。蔦屋板も抄録した。汪嘯尹(おうしょういん)の『集注』を基本に他の注釈書も参酌しながら編んだ『千字文』の童蒙向け注釈書。『千字文』本文を4字1句ずつ楷書・大字・9行で掲げ、それぞれ行書・細字の割注を施し、頭書に楷書の書き下し文を置く。巻首に『千字文』の起源や『千字文』の異本についての諸説、また、作者・周興嗣略伝等を載せる。