【朗読音声付】源氏物語 二十三 初音(はつね) 【朗読音声付】源氏物語 二十三 初音(はつね)

【朗読音声付】源氏物語 二十三 初音(はつね‪)‬

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Descrição da editora

本書は文章のほかに、プロのナレーターによる朗読音声でもお楽しみいただけます。


源氏物語は、紫式部によって書かれた全五十四帖から成る長編小説。

期間にして74年、四代の天皇の御代に渡る壮大な物語であり、

その文章の構成や美しさ、人物の心理描写の面などからも、

日本の文学史上最古にして最高傑作とも言われています。


源氏物語第二十三帖初音(はつね)

新年を迎え、六条院の人々はうららかな新春を過ごしていた。


紫の上は、明石の姫君の歯固めの祝い(固いものを食べて歯を丈夫にし、長寿を願う)をおこなった。明石の君から、明石の姫君へ新春の祝いの手紙が届いていた。光源氏は幼い明石の姫君に直接返事を書かせるのであった。


源氏は六条院の女人たちを訪ねる。


花散里は、姿は衰えたものの穏やかな気質は変わらず、源氏にとって心がやすらぐ存在であった。玉鬘は、今を盛りの美しさである。


そののち明石の君を訪ねるが姿は見えず、硯のあたりに明石の姫君からの返信の手紙と、それに感じ入った和歌が書きちらされたままになっていた。源氏がそれを眺めていると明石の君が戻ってきた。明石の君の聡明さ、美しさに惹かれて、源氏は新春の第一夜をここで過ごす。翌朝早くに戻り、紫の上の機嫌を取る源氏であったが、紫の上はうちとけた返事もしなかった。


新年の宮中行事の後、源氏は二条院を訪ねる。


末摘花は、唯一の美点であった黒髪に白髪がまじり、気の毒なありさまであった。寒そうにふるえて話す様子に源氏は嘆息した。一方、空蝉は、尼らしく、つつましやかに暮らしていて、源氏は好ましく思うのであった。


この正月には男踏歌(おとことうか・男性だけで足を踏み鳴らして歌や舞をする)があった。男踏歌は御所、朱雀院で舞われたあと、六条院へきて歓待された。六条院の女人たちも見物し、このとき玉鬘は初めて紫の上と対面した。男踏歌には夕霧や内大臣の息子たちなどがいたが、源氏はわが子夕霧の歌声のよさを褒め、親らしく喜んだ。こうして新春の宴は、華やかにとめどなく続き、夜は明けていくのであった。

GÊNERO
Ficção e literatura
LANÇADO
2014
10 de maio
IDIOMA
JA
Japonês
PÁGINAS
14
EDITORA
パンローリング株式会社
VENDEDOR
Pan Rolling Inc.
TAMANHO
16,3
MB
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