ファンタスティック!漢詩ワールド「杜甫 第八回 華州にて」
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Publisher Description
本タイトルには付属資料が用意されています。詳しくは「デジタルブックレットの探し方」ガイドをご参照ください。 https://support.apple.com/ja-jp/HT208929
<内容紹介>
漢字一つ一つが持つ個性的な形と意味、それらの組み合わせからさまざまにひろがってゆく境地が幻想的でもあり、夢のようでもある「ファンタスティック」な漢詩。
時代背景や作者の境遇を交えた色彩豊かな漢詩の魅力に溢れる講義です。
<第八回 華州にて>
杜甫は乾元(けんげん)元年(758)、47歳の6月、華州に左遷されました。この田舎町に出されたことによって、杜甫は中央の朝廷にいては窺えない民衆の悲惨な生活を目(ま)のあたりにし、その衝撃は、〈三吏三別〉と呼ばれる、とくに社会性の強い作品群を生むことになります。
七言律詩「早秋 苦熱 堆案(たいあん) 相仍(あひよ)る」は、華州着任直後の作。町役場の事務室で、猛暑と書類と害虫たちに囲まれて職務に精励する自分の姿を生き生きと、どこかユーモラスに描いています。翌春の五言古詩「衛八処士に贈る」は、20年ぶりに再会した友との交流をしみじみと描いた名作。同じころ、洛陽の別荘に戻った折の五言律詩「舎弟の消息を得たり」は、かつて新婚時代に過ご