平家物語 巻第一 平家物語 巻第一

平家物語 巻第‪一‬

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Beschreibung des Verlags

<内容紹介>
南北朝時代の琵琶法師・覚一(かくいち)が1371年に完成させたといわれる覚一本を、割愛することなく原文のまますべて収録しています。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。(巻第一)

平忠盛(平清盛の父)の昇殿から六代目(清盛の曽孫)の処刑まで、わずか二十余年の間に繰り広げられた動乱の歴史には、さまざまな人間模様が描かれる。

平家の栄華、後白河法皇の院政、山門の僧たちの騒動、源氏の台頭、数々の源平合戦、滅びゆく平家――その興亡に巻き込まれた女たち、幼き天皇の悲運、出家し後生を弔う者たち・・・ほぼ実在するといわれる登場人物は、千人を超える。

仏教的無常観を底流におき、この世の栄枯盛衰を和漢混交文であますところなく描いた『平家物語』は、中世では琵琶法師の弾き語りによって広まった。もとより音声の文学として享受された『平家物語』を、いま朗読という形で、あらためて語り継ぐ。

<巻第一 収録内容>

01 祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)

02 殿上闇討(てんじょうのやみうち)

03 鱸(すずき)

04 禿髪(かぶろ)

05 吾身栄花(わがみのえいが)

06 祇王(ぎおう)

07 二代后(にだいのきさき)

08 額打論(がくうちろん)

09 清水寺炎上(きよみずでらえんしょう)

10 東宮立(とうぐうだち)

11 殿下乗合(てんがののりあい)

12 鹿谷(ししのたに)

13 俊寛沙汰 鵜川軍(しゅんかんのさた うがわいくさ)

14 願立(がんだて)

15 御輿振(みこしぶり)

16 内裏炎上(だいりえんしょう)

<作者・成立>
作者未詳。『徒然草』に、平家物語の作者は信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)という記述があるが、確証はなく異説も多い。
成立は十三世紀初めごろ。琵琶法師の平曲によって全国に広まったため、巻数や内容の差異があるさまざまな異本が伝わる。当初は三巻本であったが、十二巻本に増補され、さらに灌頂巻(かんじょうのまき)が加わった覚一本が現在ではよく知られている。覚一本は、琵琶の名手・覚一(かくいち)が1371年に完成させたものといわれる。

<朗読:岡崎 弥保(おかざき・みほ)>
俳優・語り手。
東京女子大学卒業、同大学院修了(日本古典文学専攻)。言葉の力に魅せられ、編集者を経て、俳優・語り手に。演劇・語りの舞台に数多く出演。2010年朗読コンクール優勝(NPO日本朗読文化協会主催)。俳句「藍生」(黒田杏子主宰)会員。『源氏物語』全五十四帖(与謝野晶子訳)の朗読CDをはじめ、「おくのほそ道」「にほんむかしばなし」「小泉八雲怪談集」「ひろしまのピカ」「夏の花」等、収録多数。

●公式サイト「言の葉」http://ohimikazako.wix.com/kotonoha/

GENRE
Klassiker
ERZÄHLER:IN
岡崎弥保
SPRACHE
JA
Japanisch
DAUER
02:00
Std. Min.
ERSCHIENEN
2018
22. Juni
VERLAG
パンローリング株式会社
PRÄSENTIERT VON
Audible.de
GRÖSSE
97.6
 MB

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