[106巻] 源氏物語 瀬戸内寂聴 訳 第五十二帖 蜻蛉 (其ノ一)
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Beschreibung des Verlags
浮舟がいなくなり、宇治の山荘は大騒ぎになりました。女房の右近と侍従は川へ身投げをなさったのではないか、と考えつきます。
浮舟からの文に悪い予感をおぼえた匂宮は時方を使いに出します。不吉な夢に動揺した中将の君も駆け付け、事の次第をお聞きになりました。薫の君はその頃、母・女三の宮の祈祷のため石山寺に籠っておりました。