二流の人
坂口安吾の 黒田官兵衛
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- $2.200
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Descripción editorial
『──秀吉が最も怖れた人物は言うまでもなく家康だ。その貫禄は天下万人の認めるところ、天下万人以上に秀吉自身が認めていたが、その次に黒田如水を怖れていた。──』
2014年大河ドラマの主人公「黒田官兵衛」
その官兵衛を、昭和の文豪「坂口安吾」が描きあげた傑作、「二流の人」。
官兵衛の主人、豊臣秀吉。
天下の恋敵、徳川家康。
明日の老練家、石田三成。
黒田如水(官兵衛)と、その時代を生きた男たちを描く時代小説。
『──如水は律義であるけれども、天衣無縫の律義でなかった。律義という天然の砦がなければ支えることの不可能な身に余る野望の化け者だ。──』
戦国時代の終焉から、江戸時代の幕開けまで、如水の戦いに生きた、天下を傍目に見ていた時間を感じられる作品。
史実と言われる官兵衛と、安吾が描く如水、あなたはどちらを信じますか。
坂口安吾:1931年に発表した、「風博士」で注目を集める。戦後、評論「堕落論」を発表し、時代の寵児となる。無頼派(新戯作派)の代表的な作家の一人。
この本は、現代仮名遣いを意識して作られています。また、10才でも読めるようにふりがなを振ったタイプを収載しています。お好きなタイプでお楽しみください。
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