上伊那地方の山岳気象
上伊那地方の気象
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中央アルプスの木曽駒ケ岳の山頂に百葉箱を設置し冬季の気温を測定したり、雲の動きを継続的に撮影したりと故郷の山岳の研究を行っている。その研究からいろいろなことを学ぶことができる。中学生や高校生の学習の一助となるようなマルチタッチブックとして観光することにした。
一般的に、日本の高山地域の気象観測データは極めて乏しいと言われている。夏山(7・8月)の資料については、比較的得やすくなっているが、1年間を通しての観測資料はごく限られた山を除けばほとんど手に入らない。しかし、中央アルプス駒ヶ岳の千畳敷ホテルではロープウエイ管理のために通年の気象観測を行っている。そのデータもお借りしてまとめている。