やなりいなり
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3.5 • 2件の評価
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- ¥3,259
発行者による作品情報
偶然みかけた美しい娘に、いつになく心をときめかせる若だんな。近頃日本橋通町では、恋の病が流行しているらしい。異変はそれだけに止まらず、禍をもたらす神々が連日長崎屋を訪れるようになって……。恋をめぐる不思議な騒動のほか、藤兵衛旦那の行方不明事件など、五つの物語を収録。妖たちが大好きな食べものの“れしぴ”も付いて、美味しく愉快な「しゃばけ」シリーズ第10弾!
【シリーズ20周年記念企画】
歌舞伎俳優が朗読する「しゃばけ」シリーズ
第10巻『やなりいなり』担当
中村梅乃(なかむら うめの)
1998年国立劇場第14期歌舞伎俳優研修修了。5月歌舞伎座『野晒悟助』の提婆子分ほかで近藤太郎の名で初舞台。99年1月中村梅玉に入門し、歌舞伎座『河内山』の近習で中村梅之を名のる。2013年10月歌舞伎座『義経千本桜』四の切の腰元白梅ほかで中村梅乃と改め名題昇進。14年11月国立劇場奨励賞。16年米国ラスベガスでの歌舞伎公演に出演。現在は、歌舞伎アカデミーこども歌舞伎スクール「寺子屋」の講師を勤めている。