りゅうの目のなみだ
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ある南の国の人たちは、山の中には、とても恐ろしいりゅうが住んでいると信じていました。でも、それは単なる噂話でした。主人公の男の子は、りゅうの話を聞いても怖がるどころか、皆から恐れられていて、りゅうは可哀想だというのです。男の子は、ついにりゅうを探しに出かけました。そして、精一杯大きな声で「山のりゅう、山のりゅう」と呼びたてたのです。その声を聞いたりゅうは、男の子の目の前に姿を現しました…。悪いこともしないのに、恐ろしいものだと決め付けられていたりゅう、先入観を持たずにりゅうに会いに来た男の子、現実の世界にも、似通ったことが少なくありません。光景が目に浮かぶような、ともさかりえさんの朗読でお聞きください。