オカルト・エンカウンターズ オカルトを推理する Vol.23 伝説の人物編 3

『オカルト・エンカウンターズ』

～オカルトを推理する～


【伝説の人物3】


15世紀フランス。神の声を聞いた少女が戦乱の時代を変えた。

十代にして軍を率い祖国を勝利へと導くその姿は、神による奇跡か? 時代の“狂気”の具現なのか?

そして救国の英雄に訪れる、栄光からの転落と過酷な運命。

信仰と政治、奇跡と現実が交錯する中で、その足跡はやがて神話へと姿を変えていく──。


栄誉ある貴族の青年は、消せない汚名を後世に残すこととなった。

かつて聖女と共に祖国を救った戦士は、黒魔術へと傾倒し、多くの少年を虐殺した男として告発される。

彼は本当に怪物なのか? 聖女と共に権力に捨てられたスケープゴートだったのか?

童話“青ひげ”のモデルとなった男の真の顔を解き明かす。


帝政末期のロシアに現れた不気味な祈祷僧。

祈りによって皇太子の病を癒し、皇帝の信頼を一身に受けながら、怪僧として恐れられた男。

刃も毒も効かない不死の身体。奔放で淫らな快楽主義者。政治への介入と混乱。詐欺師か聖者か?


歴史に名を残す“英雄”たちに隠された光と闇の物語。


“伝説の人物”編3の概要

*神の声に導かれた救国の少女

“ジャンヌ・ダルク”


*聖女の守護者にして殺人鬼

“ジル・ド・レ”


*帝政ロシアを呑み込んだ怪僧

“グレゴリー・ラスプーチン”


◆ゴールデン街ホラーズ インディ

90年代から新宿歌舞伎町にて活動。2000年初頭より海外放浪等を経て、2006年から新宿ゴールデン街五番街のカンガルーコートにてバーテンダーとして働き始める。2014年より、怪談ユニットであるゴールデン街ホラーズを結成。怪談イベントの自主企画、怪談本を自費出版する。現在も新宿で自主企画を行い、また日本全国を回りながら、世界中で自ら取材した怖い話を語っている。


◆ゴールデン街ホラーズ バッピー

幼少期にジャガーバックスのオカルト本にハマったのをきっかけに、怪奇マンガ、伝奇小説、TVのオカルト番組にどっぷり漬かりながら成長。成年向け雑誌やオタク本などの編集者をしつつ、新宿ゴールデン街のバーテンダーとしても働き始めインディと出会う。ゴールデン街ホラーズでは、冊子編集やイベントPAなど裏方を担当。現在は大病を経てリハビリ中。