オカルト・エンカウンターズ オカルトを推理する Vol.25 都市伝説 2

オカルトの始まりから現代での認識について考察する『オカルト・エンカウンターズ オカルトを推理する!』


【都市伝説 2】


半人半牛の姿を持ち、恐ろしい未来を予言して死ぬ怪異──その名も“くだん”。

江戸時代の瓦版や昭和初期の新聞にも記録を残し、人々に恐怖と畏敬を抱かせた異形の獣。

その存在は真実か? それとも社会の不安が生み出した寓話なのか?


東北地方を中心に語り継がれる“座敷わらし”の伝説。住み着いた家に富をもたらし、立ち去ればその家は没落する。

『遠野物語』を始め、多くの文献や談話を通じて知られてきたこの妖怪譚には、秘められた忌まわしい真相があった?


日本で最も有名な都市伝説のひとつ──“死体洗いのアルバイト”。

病院で遺体を洗うという不気味な仕事。恐怖と引き換えに高額な報酬が得られるとされ、学生や若者の間でささやかれ続けてきた恐怖譚。

オカルト・エンカウンターズのひとりにして実話怪談の語り部としても名高いインディが、海外で遭遇した驚くべき出来事。この実体験が、都市伝説の典型といえる怪談めいたアルバイトの真相に、新たな光を当てる?


□“都市伝説”編2の概要

*災厄を告げる半人半牛の獣

“くだん”


*富と没落をもたらす奇妙な童子

“座敷わらし”


*驚愕の実体験が伝説と交差する

“死体洗いのアルバイト”


◆ゴールデン街ホラーズ インディ

90年代から新宿歌舞伎町にて活動。2000年初頭より海外放浪等を経て、2006年から新宿ゴールデン街五番街のカンガルーコートにてバーテンダーとして働き始める。2014年より、怪談ユニットであるゴールデン街ホラーズを結成。怪談イベントの自主企画、怪談本を自費出版する。現在も新宿で自主企画を行い、また日本全国を回りながら、世界中で自ら取材した怖い話を語っている。


◆ゴールデン街ホラーズ バッピー

幼少期にジャガーバックスのオカルト本にハマったのをきっかけに、怪奇マンガ、伝奇小説、TVのオカルト番組にどっぷり漬かりながら成長。成年向け雑誌やオタク本などの編集者をしつつ、新宿ゴールデン街のバーテンダーとしても働き始めインディと出会う。ゴールデン街ホラーズでは、冊子編集やイベントPAなど裏方を担当。現在は大病を経てリハビリ中。