オカルト・エンカウンターズ オカルトを推理する Vol.26 都市伝説 3

『オカルト・エンカウンターズ』

～オカルトを推理する～


【都市伝説 3】


あなたは “不幸の手紙” を知っていますか?


それは1970年代から80年代にかけて、日本中を駆け巡った恐怖のメッセージ──。


「これを受け取った者は、同じ内容の手紙を一定期間内に不特定多数の人物に送らないと、何らかの不幸に遭う」


差出人の不明の怪文書は子供から大人へと広がり、学校そして社会を震撼させた!


世間を騒がせたこの奇怪な “手紙” のルーツをたどっていくと、いつしか時代は遥か昔6世紀のヨーロッパへ──。


キリスト教を広める目的で書き写し拡散された “天国の手紙”。人々を “善” へと導くはずの手紙は、やがて形を変え不吉な脅しを伴う “呪い” へと変貌してゆく。


迷信、時代背景、そして人間の心理。絡み合う無数の要因がひとつになったその時に浮かび上がる、恐るべき “伝播する悪意” とは──?


□“都市伝説”編3の概要

*終わらない不安の連鎖 「不幸の手紙」


◆ゴールデン街ホラーズ インディ

90年代から新宿歌舞伎町にて活動。2000年初頭より海外放浪等を経て、2006年から新宿ゴールデン街五番街のカンガルーコートにてバーテンダーとして働き始める。2014年より、怪談ユニットであるゴールデン街ホラーズを結成。怪談イベントの自主企画、怪談本を自費出版する。現在も新宿で自主企画を行い、また日本全国を回りながら、世界中で自ら取材した怖い話を語っている。


◆ゴールデン街ホラーズ バッピー

幼少期にジャガーバックスのオカルト本にハマったのをきっかけに、怪奇マンガ、伝奇小説、TVのオカルト番組にどっぷり漬かりながら成長。成年向け雑誌やオタク本などの編集者をしつつ、新宿ゴールデン街のバーテンダーとしても働き始めインディと出会う。ゴールデン街ホラーズでは、冊子編集やイベントPAなど裏方を担当。現在は大病を経てリハビリ中。