オペラ座の怪人: こどものための聴く名作 14 オペラ座の怪人: こどものための聴く名作 14

オペラ座の怪人: こどものための聴く名作 14

    • ¥1,273

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発行者による作品情報

世にもめずらしいオペラ座の怪人の物語。


オペラ座は怪人の話で持ちきりでした。黒い服を着た怪人のすがたを見た人が多いのです。

怪人の様子はふつうではありませんでした。ともなくあらわれ、すぐに消えてしまうのです。


この日、オペラ座でおこなわれた特別こうえんでは、新しいスターがたんじょうしました。バレリーナのクリスティーヌ・ダーエです。

クリスティーヌはこれまでわき役のひとりにすぎませんでした。それなのにこの日、なぜか急にうまくなりました。


それから、オペラ座に新しい支配人が二人やってきました。かれらは、怪人のうわさ話を信じていませんでした。

ところが、『ファウスト』のこうえんの朝、支配人のところへ怪人から手紙がとどいたのです。その内容は五番ボックス席をわたしに自由に使わせること。クリスティーヌを主人公のマルガレーテ役とし、かのじょに歌わせることなどが書かれていました。

しかし、支配人は怪人のおどしには負けず、要求を聞き入れませんでした。


今夜のこうえんは大成功にまちがいないと思われたそのとき、天井にかけられた大きなシャンデリアが、一階席の真ん中へ落ちました。ガシャーン!という大きな音に続いて、オペラ座の場内にひめいがひびきわたります。


はじめに

第一章 ゆうれい、あらわる

第二章 こどものころの思い出

第三章 怪人との取りきめ

第四章 仮面舞踏会(かめんぶとうかい)

第五章 ひみつの婚約

第六章 クリスティーヌの回想

第七章 消えたクリスティーヌ

第八章 怪人の正体

第九章 拷問部屋の中で

第十章 怪人の最後

終わりに


<ガストン・ルルー>

1868年生誕。1927年没。

パリに生まれ、パリ大学を卒業。その後新聞記者として活躍する中、「マタン」紙に小説を連載することになる。新聞社を退職した後は、作家として人気を博す。

オペラ座を訪問した際に奇妙な噂話を聞き、『オペラ座の怪人』を執筆。イギリス、アメリカの新聞に連載、また、映画、ミュージカルにもなり世界で人気のある作品となる。

ジャンル
キッズ/ヤングアダルト
ナレーター
バートラム
言語
JA
日本語
ページ数
01:50
時間
発売日
2023年
8月1日
発行者
パンローリング株式会社
提供元
Audible.com
サイズ
113.5
MB