ジェーン・エア
-
- ¥3,972
Publisher Description
孤児となったジェーン・エアは、叔母のリード夫人に引き取られます。
リード夫人にもその子どもたちにも差別されて育ち、不満を抱えて反抗するも、愛情を与えられることは一切なく日々を過ごすジェーン。
10歳の頃、ローウッドの寄宿学校に送られ、優しい先生と出会い、ヘレンという初めての友達ができます。
しかし、校内の環境が良くないために、病気や飢餓で次々と生徒が亡くなっていき、友達のヘレンも命を落としてしまいます。
そんななか生き延びたジェーンは、生徒として6年間、教師として2年間をローウッドで過ごし、その後、お金持ちのソーンフィールド邸で家庭教師として働くことに。
そして、そこの主であるロチェスターと出会い、2人は恋に落ちます。身分を超えた恋愛は結婚へと向かいますが、
ロチェスターにはある秘密が。再び悲劇に見舞われることとなったジェーンの行く末は……?
19世紀当時の新しい女性像として大きな反響を呼んだ物語。
シャーロット・ブロンテ
イギリスの小説家。1816年、牧師の三女として、ヨークシャーのソーントンに生まれる。姉であるマリアとエリザベスは、学校の寄宿舎で生活していたが、衛生環境の悪さから病気を患い、幼くして亡くなる。シャーロットはこの学校を、代表作『ジェーン・エア』の中のローウッド学院のモデルにしている。また、同じく作中に登場するジェーンの友達のヘレンは、優しく聡明な姉のマリアをモデルとしている。無名の存在だったシャーロットは、19世紀当時の女性には珍しい「社会に反抗し、自立した女性」を描いた『ジェーン・エア』で一躍有名となった。6人姉弟として育った中でいちばん長く生きたシャーロットだったが、いずれも子孫を残さなかったため、ブロンテ家はシャーロットの死により断絶してしまった。