プレイングマネジャーの仕事
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Publisher Description
※この作品は原著を要約したものです。
「うまくチームを動かせている」と自信を持って言えるチームリーダーが、はたしてどれほどいるだろうか。とくに中小企業の場合、マネジメントのイロハをきちんと学んでいないにもかかわらず、マネジャーになってしまうことが多く、さらに人手が足りないため、現場の仕事を兼務しているケースも少なくない。「プレイングマネジャー」と呼ばれる彼らは、経験のないマネジメント業務に頭を抱えながら、さらに現場の仕事もこなさなければならず、苦労していることだろう。
そこで本書の出番である。プレイングマネジャーがどのようなマネジメントを行えば、チームがうまく回るのか、本書ほど事細かに解説している本は珍しい。
プレイングマネジャーの中には、自分の人間的な魅力やリーダーシップを高めることばかりに躍起になっている人もいるかもしれない。しかし、チームで成果を出すためには、「プレイングマネジャーだけでチームを動かすことはもともとムリなのだと、はっきり認識すること」が重要だと著者は語る。プレイングマネジャーに求められているのは人間的な魅力ではなく、人をいかに動かすことができるのかのスキルなのだ。
人を動かすために必要な考え方や、業績を出すために求められるスキルが、事細かに解説されている一冊である。チームが機能不全に陥ってしまった原因がわからなくなったら、本書を手に取ることを薦めたい。あるべきプレイングマネジャーの姿が、ここにある。(流石 香織)(毎月第1水曜配信予定)