マーケットの魔術師 ~日出る国の勝者たち~ Vol.27(増田丞美編)
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Publisher Description
過去最高値を連日更新していた2007年夏までの米国株式相場は、サブプライム問題の台頭と金融機関の損失表面化を経て、2008年の相場は未曾有の金融危機へと展開し、大幅な変質を見せました。さらに、VIX指数が“恐怖指数”と揶揄されるなど、ボラティリティ(価格変動率)の急上昇と高留まりは、アウトライトの取引を萎縮させるに充分な状況となっています。実際、先物市場の建て玉は2008年末、減少基調となっていて、2009年の先物市場は16年ぶりに前年比で売買高が減少に転じる、とも言われています。金融危機による「アウトライト・リスク」が市場を萎縮させる一方、高水準のボラティリティを背景に、格段の取引妙味改善を見せたのがオプション取引でした。実際、取引損失が強調される2008年の相場において、収益を確保したのはオプション・トレーダーだったことも指摘されています。(C)PanRolling