



井田由美で聴く「蔦の門」 ラジオ日本聴く図書室シリーズvol.90
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- ¥458
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第90弾は、岡本かの子作「蔦の門」。二度も結婚に失敗し薄倖な身の上の老婢・まきと、早くに両親と死に別れ、伯母夫婦に育てられ、気兼ねしながら生きる葉茶屋の少女・ひろ子。孤独な2人が、お互いに憎まれ口をたたきながらも、交流を深めていく。門から垂れ下がる蔦の、夏の緑、秋の金朱、冬の黄色と色を変えながら表現される季節の移り変わりも美しい。1938年に書かれた心あたたまる良作。井田由美の朗読で送る。