内村鑑三「デンマルク国の話」
-
- ¥255
-
- ¥255
Publisher Description
1864年にドイツ、オーストリアの二強国の圧迫するところとなり、その要求を拒否した結果、デンマークは開戦の不幸を見た。デンマーク人は善く戦ったが、デッペルの一戦に敗れて、和を乞うに至った。しかし賠償として、二国に南部最良の二州シュレスウィヒとホルスタインを割譲を余儀なくされ、デンマークはこれがために窮困の極に達した。この「デンマルク国の話」は、キリスト教思想家である内村鑑三が、19世紀後半のデンマークが、そのどん底状態から、如何にして復興を遂げ豊かさを取り戻したか、世代を継いでの叡智と努力、自由宗教より来る熱誠と忍耐があったかを語ったものである。