医療現場の行動経済学: すれ違う医者と患者
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- ¥2,954
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Publisher Description
医者「なぜ患者さんは治療方針を決められないのか」
患者「なぜお医者さんは不安な気持ちをわかってくれないのか」
人間心理のクセがわかれば、溝は埋められる!
「ここまでやって来たのだから続けたい」
「まだ大丈夫だからこのままでいい」
「『がんが消えた』という広告があった」
「本人は延命治療を拒否しているが、家族としては延命治療をしてほしい」
「一度始めた人工呼吸管理はやめられない」
といった診療現場での会話例から、
行動経済学的に患者とその家族、医療者の意思決定を分析。
医者と患者双方がよりよい意思決定をするうえで役立つ一冊!
シェアード・ディシジョン・メーキングに欠かせない必読の書。
「行動経済学では、人間の意思決定には、
合理的な意思決定から系統的に逸脱する傾向、
すなわちバイアスが存在すると想定している。
そのため、同じ情報であっても、
その表現の仕方次第で私たちの意思決定が
違ってくることが知られている。
医療者がそうした患者の意思決定のバイアスを
知っていたならば、患者により合理的な意思決定を
うまくさせることができるようになる。
また、医療者自身にも様々な意思決定におけるバイアスがある。そうしたバイアスから逃れて、
できるだけ合理的な意思決定ができるようにしたい。
患者も行動経済学を知ることで、
自分自身でよりよい意思決定ができるようになるだろう。」
――「はじめに」より