問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論
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- ¥2,444
発行者による作品情報
本タイトルには付属資料が用意されています。詳しくは「デジタルブックレットの探し方」ガイドをご参照ください。 https://support.apple.com/ja-jp/HT208929
大ベストセラー『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』に続く第2弾!
現代最高の知識人、トッドの最新見解を集めた“切れ味抜群”の時事論集。
テロ、移民、難民、人種差別、経済危機、格差拡大、ポピュリズムなどテーマは多岐にわたるが、
いずれも「グローバリズムの限界」という問題につながっている。
英国EU離脱、トランプ旋風も、サッチャー、レーガン以来の英米発祥のネオリベラリズムの歴史から、
初めてその意味が見えてくる。本書は「最良のトッド入門」でもある。
知的遍歴を存分に語る第3章「トッドの歴史の方法」は、他の著作では決して読めない話が満載。
「トッドの予言」はいかにして可能なのか? その謎に迫る! 日本オリジナル版。
「一部を例外として本書に収録されたインタビューと講演はすべて日本でおこなわれました。
その意味で、これは私が本当の意味で初めて日本で作った本なのです」(「日本の読者へ」より)
「今日の世界の危機は『国家の問題』として捉えなければなりません。
中東を始めとして、いま真の脅威になっているのは、『国家の過剰』ではなく『国家の崩壊』です。
喫緊に必要なのは、ネオリベラリズムに対抗し、国家を再評価することです」(本文より)