夢十夜 第三夜(日本近代文学名作選(46)) 夢十夜 第三夜(日本近代文学名作選(46))

夢十夜 第三夜(日本近代文学名作選(46)‪)‬

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発行者による作品情報

【日本近代文学名作選(46)】
夏目漱石(慶応3年 - 大正5年)による短編小説

「こんな夢を見た。六つになる子供を負ってる。たしかに自分の子である。ただ不思議な事にはいつの間にか眼が潰れて、青坊主になっている。自分が御前の眼はいつ潰れたのかいと聞くと、なに昔からさと答えた。声は子供の声に相違ないが、言葉つきはまるで大人である。しかも対等だ。左右は青田である。路は細い。鷺の影が時々闇に差す。「田圃へかかったね」と背中で云った。「どうして解る」と顔を後ろへ振り向けるようにして聞いたら、「だって鷺が鳴くじゃないか」と答えた。」ーー

朗読:長尾奈奈
企画/制作:声の書店
協力:株式会社 仕事

(C)2025 声の書店

ジャンル
名作
ナレーター
長尾奈奈
言語
JA
日本語
ページ数
00:06
時間
発売日
2025年
10月9日
発行者
声の書店
サイズ
7
MB