幕末史06勝海舟が海軍を作るまで…勝麟太郎の意見書
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発行者による作品情報
驚くべきことに江戸幕府は、黒船対応策について広く市民にまで意見を求めた。画期的ではあるが、幕府の権威を揺るがす行為となった事も事実であり、同時に勝海舟(麟太郎)という市井の優秀な人材を発掘できた事も事実。そして一般の庶民が幕府に提出した奇天烈なアイデアを紹介。それによると、潜水艦を考案した市民がいたとか、いないとか。その他にも大名54藩のうち、「開国」と「攘夷」がどの程度の割合であったか、など興味深いデータも披露。数カ月にわたる協議のうえ日米和親条約が結ばれ、近代日本の幕が開ける。事実は小説よりも奇なり。綿密な資料調査と鋭い考察を基に、幕末動乱をリアルに、そしてダイナミックに語る『半藤一利 幕末史講義』。ベストセラー本『幕末史』は慶応MCCシティキャンパスで行われたこの講義から書き起こされました。いわば、半藤氏の生原稿といえる貴重な録音です。【このコンテンツはCD版のCD2、トラック6~7「勝麟太郎の意見書」「鎖国が終わる」、CD3のトラック1「長崎海軍伝習所」で構成されています。】