幽霊譚 ~霊威~ 「サザエの蓋」
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発行者による作品情報
中村氏の好物であるサザエ。旅行先の旅館で出されたサザエの蓋を、綺麗だからと娘が持ち帰り、テーブルの上に並べていた。後日、友人が自宅を訪ねたとき、その友人が突然そのサザエの蓋を見て、「サザエオニ」と言い、おののく姿を見せた。友人の話を詳しく聞くことになった中村氏。大学生の頃、彼は夏休みに海の家でサザエのつぼ焼きを焼くアルバイトをしていた。しかし、夏休みが終わって少し経った頃、彼の周囲でおかしなことが起こり始めた。自宅で夕飯を食べていた彼であったが、いきなり「ガリガリ」とした歯ごたえを感じ、激痛を覚えた彼が吐き出してみると、そこにはなんと、サザエの蓋が混じっていた…