怒りの子(P+D BOOKS) 怒りの子(P+D BOOKS)

怒りの子(P+D BOOKS‪)‬

    • ¥1,222

    • ¥1,222

発行者による作品情報

「あんたの中に、怒りの子が見える……人のうちに、潜んでる、外から見えんけど、何処かにいる、人の奥のほうに。」
自分自身のやりたいこと、望んでいることなどが定まらず、ビジネス学校に通いつつ悶々とした日々を送る主人公・美央子。美央子が姉のように慕う、どこか浮き世離れした雰囲気を持つ初子。そして美央子と同じアパートに住み、親しくするそぶりを見せながら、いちいち美央子の感情を逆撫でしていくますみ――。3人の感情は、初子の義弟・松男の存在を触媒として、大きく揺れ動いていく。
人間の心情を、平易な言葉を使いつつ、豊かな描写力で見事に描ききった、第37回読売文学賞受賞作。

(C)Takako Takahashi 2021 (P)小学館

ジャンル
フィクション
ナレーター
満倉ゆき
言語
JA
日本語
ページ数
07:43
時間
発売日
2021年
2月10日
発行者
小学館
サイズ
386.2
MB