新妻の手記: (オリオンブックス)
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Publisher Description
【原作 豊島与志雄】文学者、小説家、児童文学、翻訳家。人格者として太宰治などから尊敬を受ける。「レ・ミゼラブル」や「ジャン・クリストフ」などの名訳がある。
【朗読 槙ひととき】舞台俳優・ナレーション業。ファンタジーでも現代劇でも作風に合わせた温度感にこだわり、元気いっぱいの少女から怪しげな老婆まで丁寧に表現できる。企業や自治体などの健康情報プロモーション・スポーツ指導・規約書類音声等を多数ナレーション。
義母は家事は一切のことを仕切っていた、そういうものだと思っていた。昭和。終戦直後。女学校の教師をしていた美津子が、見合い結婚で嫁いで三ケ月。夫と義母との生活はそれなりに恵まれていた。専業主婦のため家事を済ませるとそれなりに時間はある。義母から翻訳の仕事を勧められる。