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発行者による作品情報

私娼窟・玉ノ井を舞台に、小説家・大江匡と娼婦・お雪との出会いと別れを、季節の移り変わりとともに美しくも哀れ深く描いている。荷風の日記『断腸亭日乗』によれば、関東大震災前後に玉ノ井に連日のように通い、荷風自身の体験が色濃く反映された実録的趣きがある。文末の「作後贅言」は、昭和初期の世相、銀座のカフェー風俗などが描かれていて貴重。銀座通りの柳と雪洞、燈火を輝かすカフェーと女給の呼込み、地下鉄の開鑿、アイスクリーム、円タク、慶應大生による野球見物後の乱暴狼藉、花電車、東京市拡大と東京音頭の乱舞、服部の鐘の音、省線電車の深夜運行と深夜飲食の隆盛・・・ノスタルジックな世相が描かれている。

ジャンル
名作
ナレーター
響林せいじ(高性能合成音声)
ページ数
03:31
時間
発売日
2014
4月8日
発行者
響林社
言語
JA
日本語
サイズ
165.7
MB