最後の一句(日本近代文学名作選(13)) 最後の一句(日本近代文学名作選(13))

最後の一句(日本近代文学名作選(13)‪)‬

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発行者による作品情報

【日本近代文学名作選(13)】
森鷗外(文久2年- 大正11年)による短編小説『最後の一句』

「元文三年十一月二十三日の事である。大阪で、船乘業桂屋太郎兵衞と云ふものを、木津川口で三日間曝した上、斬罪に處すると、高札に書いて立てられた。市中到る處太郎兵衞の噂ばかりしてゐる中に、それを最も痛切に感ぜなくてはならぬ太郎兵衞の家族は、南組堀江橋際の家で、もう丸二年程、殆ど全く世間との交通を絶つて暮してゐるのである。この豫期すべき出來事を、桂屋へ知らせに來たのは、程遠からぬ平野町に住んでゐる太郎兵衞が女房の母であつた。」――

初出 大正4年(1918)「中央公論」

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このオーディオブックは、2024年3月23日、日本近代文学館で上演した「朗読タイムレスストーリーシリーズ」を新たに収録した作品です。

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朗読:長尾奈奈
企画/制作:声の書店
協力:株式会社 仕事/ROUDOKU.TALKER.JP

(C)2024 声の書店.

ジャンル
名作
ナレーター
長尾奈奈
言語
JA
日本語
ページ数
00:34
時間
発売日
2024年
6月26日
発行者
声の書店
サイズ
35.7
MB