朝日新聞政治部 朝日新聞政治部

朝日新聞政治‪部‬

    • ¥3,870

発行者による作品情報

本タイトルには付属資料が用意されています。詳しくは「デジタルブックレットの探し方」ガイドをご参照ください。 https://support.apple.com/ja-jp/HT208929

「これほどの生きたジャーナリズム論に

出会ったのは、はじめてだ。

ここにはメディアの未来を考える

重要な実体験が描かれている」

ーー中島岳志(政治学者)

「社内政治と保身にエネルギーを浪費する幹部たち。

失敗と批判を恐れ、委縮していく現場。

新聞の政治報道が光を失った理由がここにある」

ーー望月衣塑子(東京新聞記者)

発売即3刷 はやくも各所から絶賛の声!

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地方支局から本社政治部に異動した日、政治部長が言った言葉は「権力と付き合え」だった。

経世会、宏池会と清和会の自民党内覇権争い、政権交代などを通して永田町と政治家の裏側を目の当たりにする。

東日本大震災と原発事故で、「新聞報道の限界」をつくづく思い知らされた。

2014年、朝日新聞を次々と大トラブルが襲う。

「慰安婦報道取り消し」が炎上し、福島原発事故の吉田調書を入手・公開したスクープが大バッシングを浴びる。

そして「池上コラム掲載拒否」騒動が勃発。

ネット世論に加え、時の安倍政権も「朝日新聞バッシング」に加担し、とどめを刺された。

著者は「吉田調書報道」の担当デスクとして、スクープの栄誉から「捏造の当事者」にまっさかさまに転落する。

保身に走った上司や経営陣は、次々に手のひらを返し、著者を責め立てた。

そしてすべての責任を押し付けた。

社長の「隠蔽」会見のあと、待っていたのは「現場の記者の処分」。

このときに「朝日新聞は死んだ」と、著者は書く。

戦後、日本の政治報道やオピニオンを先導し続けてきた朝日新聞政治部。

その最後の栄光と滅びゆく日々が、登場人物すべて実名で生々しく描かれる。

【目次】(抜粋)

記者人生を決める「サツ回り」

刑事ドラマ好きの県警本部長

政治記者は「権力と付き合え」

清和会のコンプレックス

小渕恵三首相の「沈黙の10秒」

古賀誠の番記者掌握術

朝日新聞政治部の「両雄」

虚偽メモ事件

社会部とは違う「調査報道」を生み出せ!

社会部出身デスクとの対立

内閣官房長官の絶大な権力

小沢一郎はなぜ総理になれなかったのか

原発事故が突きつけた政治部の限界

「手抜き除染」報道と特別報道部の全盛期

吉田調書報道の「小さなほころび」

危機管理の失敗

動き始めた安倍政権

「池上コラム問題」はなぜ起きたのか

バッシングの嵐と記者処分

ツイッター騒動と「言論弾圧」 ほか

ジャンル
ミステリー
ナレーター
丸山 純路
言語
JA
日本語
ページ数
10:08
時間
発売日
2022年
10月7日
発行者
Audible Studios
提供元
Audible.com
サイズ
497.3
MB