柿の木のある家(小学館の名作文芸朗読)
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発行者による作品情報
【小学館の名作文芸朗読】
フミエと洋一の家には立派な柿の木がある。
毎年、見事な実をつける、おじいさん自慢の木。
ある年の夏、日照りが続き、どこの家でも井戸水がかれてしまう。
村の人たちはたいそう困窮し、村の三か所に大きな井戸を掘ることを相談。
洋一の家の裏の空地にも、深く大きな井戸を造った。
飲み水の心配がなくなり喜んでいたが、翌年になると、柿が一つも実をつけなくなってしまう。