武道仮名暦 武道仮名暦

武道仮名‪暦‬

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「武道仮名暦」

山本周五郎による短編時代小説。

南部藩の若き同心組頭・戸来伝八郎を主人公に、藩を揺るがす大きな陰謀と、彼の恋の行方を描いた作品です。江戸での三年間の務めを終え帰国した伝八郎が、旧敵との喧嘩沙汰や、伯父の娘であるお縫との複雑な関係に直面する中、津軽藩による国家老・津田将曹を操った陰謀の渦中に巻き込まれていきます。武士としての忠義、仲間との友情、そして一人の女性への想いの間で揺れ動く主人公の姿が、緊迫感あふれるストーリーの中で鮮やかに描かれています。


■「武道仮名暦」主な登場人物
戸来 伝八郎(へらい でんぱちろう)
主人公。南部藩の二百石の同心組頭。闊達な性格だが、思ったことをすぐ口にするため喧嘩も多い。国を揺るがす陰謀に立ち向かう。

池田 玄蕃(いけだ げんば)
伝八郎の伯父であり、藩の御側頭。伝八郎の後見人であり、その奔放な性格に頭を悩ませつつも、彼の器量を認めている。

お縫(おぬい)
池田玄蕃の娘で、伝八郎の従妹。伝八郎に想いを寄せているが、素直になれない一面も。海部信之介に言い寄られている。

海部 信之介(かいべ しんのすけ)
庄田流小太刀の使い手。お縫に剣術を教え、彼女に求婚する。伝八郎とは恋と藩の陰謀の両方で対立することになる。

曽根 忠太(そね ちゅうた)
伝八郎の友人である若侍。伝八郎に協力し、津軽藩の動向を探る。

山田 募(やまだ つのる)
伝八郎の友人である若侍。同じく伝八郎に協力し、国家老・津田将曹の身辺を探る。

栗林 源造(くりばやし げんぞう)
御納戸奉行の子息。城中で伝八郎と喧嘩になり、鉄砲的場での果し合いを約束する。脱藩計画では信之介に同調する。

津田 将曹(つだ しょうそう)
南部藩の国家老。津軽家と血縁があるため、陰謀に加担していると疑われている。


■作者:山本周五郎(やまもと しゅうごろう)
山本周五郎(1903年6月22日 - 1967年2月14日)は、日本の小説家。本名は清水三十六(しみず さとむ)。山梨県出身。本名では作品を発表せず、生涯を通じて「山本周五郎」のペンネームで執筆活動を行いました。その作品は時代小説、歴史小説、現代小説と多岐にわたり、庶民の哀歓や武士の生き様、人間の尊厳などをテーマ…

GENRE
Classics
NARRATOR
Harugoro Shichimi
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
00:48
hr min
RELEASED
2025
August 1
PUBLISHER
丸竹書房
SIZE
49.5
MB