氷点 氷点

氷‪点‬

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    • ¥3,565

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発行者による作品情報

昭和39年12月から翌年の11月まで、約1年に渡って朝日新聞に掲載された『氷点』は、三浦綾子の故郷である北海道旭川を舞台に、人間の原罪をテーマに描かれています。



「原罪とは何か」という関心を人々にもたらしたこの作品で、まだ無名だった三浦綾子が一躍脚光を浴びることとなりました。

法に触れるような罪ではなく、人間として生まれてきた者すべてにあるものだとする「原罪」。

キリスト教の洗礼を受けた著者ならではとも言える、信仰に根ざしたテーマを登場人物それぞれに反映させた本作は、大衆的な要素によって堅苦しくならず、読む人の心に深く残ることでしょう。

「汝の敵を愛すべし」という新約聖書のイエスのことばを座右の銘とする啓造と、その妻の夏枝を主人公として繰り広げられていく物語を、朗読でお楽しみください。



三浦綾子(みうら・あやこ)



1922年4月、北海道旭川市生まれ。
高等女学校卒業後、17歳から7年間小学校教師を勤めるが、太平洋戦争後、罪悪感と絶望を抱いて退職。
その後、肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間療養生活を送る。闘病中にキリスト教に出逢い、1952年に洗礼を受ける。
1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。
その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多く小説、エッセイ等を発表した。
1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。

ジャンル
フィクション
ナレーター
遠藤, 西村 健志, 安田 愛実, 有賀 友利恵, 野口 晃, 宮負 潤, 村上 めぐみ, 大島 昭彦, 春山 壱樹
言語
JA
日本語
ページ数
23:34
時間
発売日
2022年
12月19日
発行者
パンローリング株式会社
提供元
Audible.com
サイズ
1.4
GB