漱石を読みながら〜「罪」を背負って生きる人間の魅力: -
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発行者による作品情報
このところ、いろいろあって、何とはなしに夏目漱石がなつかしくなり読んでいた。 漱石は、読みたくなった時が読むべきときである。きっと、人生を歩くということが砂漠のように感じられるときに、息継ぎをして水を飲むように、漱石のたましいに触れたくなるのだろう。 以前は、読みたくなるとすぐに近くの本屋さんに飛び込んで、文庫本を買っていた。だから、『三四郎』が5冊も6冊もあったりした。 最近は、「青空文庫」をスマートフォンで読むことができる。電車を待っているときや、トイレに入っているときに読み継いでいく。「心の交通事故」に遭ったときに、思わず手にとったのは『こころ』であった。(本文より)茂木健一郎の「樹下の微睡み」はこちらから→http://yakan-hiko.com/mogi.html