父帰る(小学館の名作文芸朗読)
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発行者による作品情報
【小学館の名作文芸朗読】
小林多喜二による短編小説。共産主義者である夫が投獄され、妻が困窮する中で子供を産み育てながら、労働運動に身を投じていく姿が描かれる。夫が投獄され、お君は出産のためメリヤス工場を休んだ結果解雇された。面会に赤ん坊を連れていくと、夫は後継ぎができたと喜び、お君の役目の重要性を示唆した。その後も不況を理由に首切りが続く中、お君はあるビラを見て、ストライキとデモで夫を獄中から奪還する決意を固める。