犯罪被害者家族の慟哭「ある抗議書」「若杉裁判長」 犯罪被害者家族の慟哭「ある抗議書」「若杉裁判長」

犯罪被害者家族の慟哭「ある抗議書」「若杉裁判長‪」‬

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発行者による作品情報

『ある抗議書』は、惨殺された夫婦の弟が、司法大臣に宛てたもの。やっと捕まった犯人は死刑になったものの、キリスト教に帰依し魂を救われ、看守にまで祝福されて天国に旅立っていった。それに対し、何の罪もなく命を奪われた被害者とその遺族の無念との落差。『刑罰の目的は改過遷善に在り』など云う死刑廃止論者は、自分の妻なり子なりを強盗にでも殺されて見れば、私の憤慨がどんなに自然であり、正当であるかを了解するだろう」と弾劾する。『若杉裁判長』は、温情的な判決で知られ、多くの場合に執行猶予をつける裁判長が、ある日、強盗に入られたときの恐怖と、家族に与えた精神的ショックの大きさに信念が揺らぐ。「目の前に畏まっている被告が、いかにも大人しく神妙なのに馴れて、彼らが被害者に及ぼした恐ろしい悪勢力については、何の考慮をも費やさなかったのであるまいか。」若杉裁判長の信念は根底から覆された。(C)2012響林社

ジャンル
ノンフィクション
ナレーター
響林せいじ(高性能合成音声:抑揚等調整済)
言語
JA
日本語
ページ数
01:26
時間
発売日
2012年
8月10日
発行者
響林社(しみじみ朗読文庫)
提供元
Audible.com
サイズ
51.7
MB