猫‪町‬

聴いていて頭の中に映像が広がってくる物語、というのは確かにあると感じさせる作品です。それを実現するさせるためには作者・萩原朔太郎と、話者・鬼城院護のイメージが一致しなければなりません。そのため話者には読んで読んで読み込んでもらい、田舎の汽車に揺られ、町を逍遙してもらいました。まだまだ朔太郎には頷いてもらえませんが、オーディオブックの魅力を知ってもらおうと一生懸命作りました。