【現代語訳】方丈記(全)-5大災害迫真のルポルタージュ
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発行者による作品情報
『方丈記』は、鴨神社の神官の子として生まれた鴨長明によって書かれた我が国の三大中世随筆文学の一つ。平家の隆盛から源平の争乱、鎌倉幕府三代の終焉に至る中世の激動期を反映した無常感を綴る。
他方で、連続して体験した大災害の迫真のルポルタージュとしても注目を集める。京の都が一夜で灰燼に帰した「安元の火災」、家屋が次々と倒壊した「治承の竜巻」 、2年間にわたる旱魃と疫病で無数の餓死者を出した「養和の飢饉」、平家による突然の「福原遷都」による人と建物の移転をめぐる大混乱、地が裂け+X1:X5