白石城死守
-
- ¥407
Publisher Description
1943年(昭和18年)7月 『富士』発表作品。
益岡城、桝岡城とも呼ばれ、白石市の中心部にあった平山城です。本作にも出てくる景綱の一族が、幕末まで居城として存続されました。
平成七年には、天守閣が復元されております。戦後の木造復元天守としては、日本最大級となります。
ちなみに解体されたのは、明治七年です。
幕府により一国一城令が出された折も、特別に存続がみとめられました。なので、片倉氏ではこの天守を大櫓と呼んでいたそうです。
■登場人物
浜田冶部介……伊達家旗本物頭。政宗から白石城の死守を命じられる。
奈保……冶部介の妻。
小次郎……冶部介の子。
伊達政宗……藩主。
片倉景綱……伊達家重臣。
半沢市十郎……浜田家家士。
多紀勘兵衛……浜田家家士。
比野五郎兵衛……浜田家家士。