真珠夫人(第2回)-川端康成も激賞した大正通俗小説の傑作
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発行者による作品情報
『真珠夫人』は、大正時代の新聞連載の通俗小説の傑作といわれ、圧倒的な世評を博しました。かの川端康成も菊池寛の通俗小説は高く評価しており、解説も書いています。第二回配信は、成金の資産家である荘田勝平が買い取った庭園付きの豪邸での政官財の要人をずらりと招いた招宴で、瑠璃子とその恋人杉野が、招待主の荘田と人間の価値観を巡って言い争う場面から始まります。金の力がすべてだと信じる荘田は、若い杉野から金の力を完全に否定され、瑠璃子からも憎悪の視線を浴び、屈辱的な思いをさせられます。荘田はこのとき、二人への復讐を心に誓ったのです。 他方、瑠璃子の家は、母亡き後、父と兄と3人家族ながら、画に人生を見出す兄とそれを面罵する父との葛藤があり、遂に兄は出奔してしまいました。落胆する父娘ですが、そこに追い打ちをかけるように、膨大な借金の貸し主が荘田に譲渡された旨の通知書が続々と届くようになりました。最初の返済期日は間近に迫っており、督促も来ていましたが、支払える見込みはありません。更に、杉野の父親の子爵を通じて、荘田から瑠璃子を後妻にほしいとの縁談が持ち込まれます。荘田の復讐がいよいよ始まったのです・・・。
「そのかみの事」「父と子」「買い得るか」「罠」を朗読。
カスタマーレビュー
音源が自動スピーチっぽい。
とても、生の人間が読んでいる声とは思えません.コンピューターの自動音声機能を使っているとしか思えません.これでは朗読の良さが味わえません.本来、星を一つも付けたくはない気分です.もし、自動音声機能を使っているならiTuneにアップしてほしくない。もしくは、はっきり明記しフリーとすべきです.