神保町奇譚
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3.3 • 3件の評価
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- ¥1,833
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発行者による作品情報
テレビドラマ化、新聞連載で大好評の「花咲舞が黙ってない」シリーズ最新作は、神保町が舞台。〝一見客お断り〟のこだわりの寿司屋で、臨店を終えた東京第一銀行の花咲舞と上司・相馬健が舌鼓を打っていると、高齢の女性客がひとりで来店した。店主とも顔なじみらしい、上品そうな婦人の話に耳を傾けてみると……。
婦人は五年前に娘を通称〝もやもや病〟で亡くした。神保町界隈にあるベンチャー企業に勤めはじめてまだ3年目の若さだった。遺品を整理していると、産業中央銀行の通帳が出てきた。この日、銀行に出向き、口座の解約を申し出ると、係員に不思議な話を告げられた。娘の死後も口座が〝動いていた〟と。多額の振り込みがあり、一時、残高は3400万円にものぼったが、1ヵ月後にはきれいに引き出され、娘が口座開設時に振り込んだ1000円だけが残っていた。娘に何があったか知りたいと願う婦人の依頼を受け、舞と相馬のコンビが幽霊口座の謎に挑む!
本作品は、2017年9月に中央公論新社から発売された『花咲舞が黙ってない』(文庫版、電子書籍版)に収録されています。
表紙デザイン 岩瀬 聡
表紙絵 龍神貴之