羽佐間道夫で聴く「文鳥」 ラジオ日本聴く図書室シリーズvol.034
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ラジオ日本・聴く図書室第34弾は、夏目漱石の「文鳥」。実際の弟子であった鈴木三重吉より、文鳥を飼うように勧められた漱石。文鳥は三重吉の小説にも描かれ、なんでも“千代千代”と鳴くらしい。さぞかし綺麗な鳥に違いないと思った漱石は、三重吉に5円札を渡し、文鳥と鳥籠の購入を依頼する。しばらく待たされてやって来た文鳥。日々の餌やりに水換え…書斎近くの縁側に籠を置き、執筆のあいまに文鳥の動きをじっと観察する漱石。しかし、その世話ぶりは怠惰極まりなく、時にその放置ぶりは少々残酷ともいえる。そんな文鳥との微妙な距離感、自身の行動を冷静に客観的に綴った作品。なるべくしてなった文鳥の行く末は…。