羽佐間道夫で聴く「猿塚」 ラジオ日本聴く図書室シリーズvol.026
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第26弾は、太宰治の「猿塚」。この作品は「新釈諸国噺」のなかの一つ。“わたくしのさいかく、とでも振仮名をつけたい気持で、新釈諸国噺という題にしたのである”と太宰が述べているように、浮世草子・人形浄瑠璃作者の井原西鶴が書いた話を元に書かれたもの。お互い裕福な家柄で、結婚には何も障害がないと思われた2人だが、意外なことで仲を引き裂かれそうになる。思い余って駆け落ちをし、人目を忍んで暮らしていた夫婦の唯一の慰めは、妻を慕って追ってきた飼い猿の吉兵衛。甲斐甲斐しく夫婦の世話をする吉兵衛。やがて夫婦にも子供が出来、一筋の光が見えてきた矢先に、この吉兵衛によって思わぬ悲劇が訪れる・・。畜生の悲しさがにじみ出た切ない話。