「誰のため?」「何のため?」から考えよう GE流・問題解決の技術 「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
-
- ¥1,273
-
- ¥1,273
発行者による作品情報
*本書は2008年に小社より刊行された『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》』を改題し、新書判に再編集したものです。
「外資系コンサルやMBAホルダーによる問題解決本に飽き飽きしていませんか?」
「学校で教わる教科書のような理論で、本当に問題は改善されましたか?」
「情熱大陸」著者出演(2010年3月7日放送)でも知られる
横田尚哉氏のベストセラーが、手にとりやすいサイズと価格で再登場です。
本書は、10年間で総額1兆円の公共事業を扱い、2000億円を超えるコスト縮減を実現した
“カイゼン”のプロフェッショナルが教える〈GE流〉問題解決技法「ファンクショナル・アプローチ」の実践ガイドです。
ファンクショナル・アプローチとは、1947年に世界最大の電機メーカーGE社で考案され、
おもに技術の世界で広まった価値工学(VE)の手法です。
課題に対して「どのようにすればいいのか?」と手段から考えるのではなく、
「それは何のためにするのか?」という〈目的〉、あるいは「誰のためにするのか?」という、
それによって得られる目的や効果の〈所有者〉という視点から徹底的に分析することで、問題の本質を明らかにしていくものです。
たとえば、業績が伸びている組織について考えてみます。
そこで起こっている問題は、「社員が足りず、首が回らない。このままでは業務に対応できなくなる」というもの。
社員が毎晩徹夜しても追いつかない状況です。
ここでいう「社員が足りない」「業務に対応できない」といったことは、あくまで表に現れた「コト」でしかありません。
しかし、そこで手段ばかりに意識が向き、「社員を増やす」「業務量を調整する」
といったうわべの対応しか考えつかないようでは、一時的に問題は解決できても、根本的な解決にはなりません。
その背景には、それが生まれるに到った「ファンクション」があるはずです。
改善点は「コト」にあるのではなく、「ファンクション」にあるのです。
本書は、より現実的かつ効果的に問題解決を実現するための「ファンクショナルなものの見方」を、
「準備」「分解」「創造」「洗練」の4ステップで実践的に解説します。
この作品は、合成音声による朗読です。