貸家探し(小学館の名作文芸朗読)
-
-
3.5 • 2件の評価
-
-
- ¥255
発行者による作品情報
【小学館の名作文芸朗読】
『放浪記』『浮雲』で知られる昭和前期に活躍した小説家の随筆。落合から引っ越そうと、貸家を探すために日暮里から谷中へと歩き回る。足先が痛むので蕎麦屋で鍋焼きを食べた後、暗くなってから浅草へ出てみる。花屋敷を廻って観音堂で拝むと、仲店には色々な夜店が出ている。私は歩きながら子供のように面白かった。豆人形と猫を買い、雷門へ出ると、ますます帰るのが厭になった。