逆説の日本史〈12〉近世暁光編 天下泰平と家康の謎
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発行者による作品情報
シリーズ280万部突破の歴史ノンフィクション最新刊。
今回は、豊臣政権の崩壊から、
徳川家康が「天下泰平」を構築していくまでを取り上げる。
常に世論を大切にしていた家康は、
自分に対する信頼感を保つためにはいろいろな戦略を駆使した。
その最大のものは「常に安定した組織の上に乗る」ことだった。
いま改めて、家康がもっていた多面性に光を当て直してみると、
今まで見落とされていた面に学ぶべきところが
いくつもあるとして、井沢氏は、
新しいリベラルな徳川家康像を提示し、
その偉大さ、天才性がどこにあったのかについて考察する。
また、「『ケガレと部落差別』を理解しないと
日本社会の歴史は分からない」とし、
現代日本人がクリアしなければならない「課題」も提示する。