鉄道紀行文学を楽しむ(第2集)-「列車」「お時儀」他5編
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発行者による作品情報
鉄道や駅を舞台にした優れた作品は他にもあちこちに埋もれています。愉快なもの、滋味のあるもの、紀行的なもの、どれも人々の生活に溶け込んでいる列車や駅の印象が作品の背景として読者の心に残ります。この『鉄道紀行文学を楽しむ』シリーズでは、いくつかのテーマに分けて、それぞれのテーマごとに作品を集めてみました。第2集は、駅や列車を舞台にしたしみじみとした滋味に富む作品7編を集めました。どの作品も、人間に対する愛情、親しみが底流に流れ、哀感が滲み出た佳作です。太宰治「列車」/芥川龍之介「お時儀」/織田作之助「郷愁」/宮城道雄「雨夜の駅」/上村松園「車中有感」/小泉八雲「停車場にて」/芥川龍之介「父」。第1集の愉快な作品もお楽しみ下さい。(C)2012響林社