銀行はこれからどうなるのか
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Publisher Description
※この作品は原著を要約したものです。
わが国の銀行は、バブルの崩壊以降は長引く不良債権処理に苦しみ、再編を繰り返しながら経営課題に取り組んできた。そして現在も、マイナス金利、地銀の再編やFinTechなどの荒波にもまれており、メガバンクといえど将来は安泰とはいえない。今後も多くの課題と向き合っていく中で、銀行はこれからどうなっていくのかについてとことん考え抜き、銀行の未来予想図を描いたのが本書である。
著者は、国内外の金融機関で長年にわたって経験を積み、現在は金融経済メディアを運営している金融のスペシャリストである。金融機関在籍時にはテクノロジーセクターの分析を担当しており、近年のFinTechの動きにも精通している。本書では、各銀行の状況分析やFinTech利用の可能性に加え、海外の銀行とも比較することで、日本の銀行の問題点や、目指すべき姿を明らかにする。
そして今や、銀行業界に関わるのは既存の銀行だけではない。アマゾン、LINE、セブンイレブンなど、異業種の企業がFinTechの波に乗ってどんどん業界に参入してきている。様々なプレーヤーがしのぎを削る中で、生き残っていくのはどんな銀行なのか、また、そのためには何が必要となるのか。一方で、どんなサービスを持つ銀行なら自分が将来使いたいと思うか。業界の人間としても、利用者の立場としても、得るものの多い読書体験となること請け合いの一冊である。(山下 あすみ)(毎月第1水曜配信予定)