闘牛(小学館の名作文芸朗読)
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発行者による作品情報
【小学館の名作文芸朗読】
コルドバの闘牛初日、町は賑わいを見せていた。「六人の若い海賊」と呼ばれる旅館に一人の若者が宿を取る。得体の知れないこの若者は、旅館の支配人やボーイに冷遇されるが、気に留めず街を眺めていた。夜、酒場に現れた若者は、宮廷の侍従に迎えられ、宮殿に連れて行かれる。実は彼はセルビアの皇太子であり、「サラセンの耳飾」を盗んだ犯人を探すために派遣された探偵であることが明かされる。